手に汗握る推理小説、仕事に活きるビジネス書、心に響く文学書まで、ジャンルを横断してレビュー。あなたの「読みたい」を刺激し、人生に新たな視点を加える一冊を提案します。
鴎外が明治23年8月、信越本線沿いに信州山田温泉に旅行したときの日記。
信越本線は一部できてはいたものの碓氷峠付近は馬車鉄道で峠越えに難儀したり、変な半可通の髭男に辟易したり、大雨で鉄道が壊れて帰りに苦労したり。
洋服を着ているとどこでも優遇されるという観察も。
古文体なので少し戸惑うかもしれないが、そんな当時の社会事情が垣間見えるところが面白い。
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