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NHK

睡眠負債 『ちょっと寝不足』が命を縮める(NHKスペシャル取材班)|認知症やガンを防ぐ「7時間睡眠」の重要性とは?

睡眠,sleep

日本人の5人に1人が、世界で最も発症リスクが高いレベルの「睡眠負債」を抱えている。
…それはあなたのことかもしれない

たかが寝不足、されど寝不足。睡眠負債が実は認知症やガンといった命に関わる病気の引き金になるという衝撃的な事実を突きつけた、2017年のNHKスペシャルの書籍化。

NHKスペシャルの取材を基に、最先端の研究成果や研究者のインタビューが紹介されている。

あらすじ

あなたはこんな状況に当てはまっていないだろうか。

  • 平日の寝不足を、休日の「寝だめ」で解消しようとしている
  • 日中、強い眠気に襲われることがある
  • 自分は短時間睡眠でも平気な「ショートスリーパー」だと思っている

そんな人は体に「睡眠負債」が積み重なっているのだという。
しかも睡眠負債が積み重なると、認知症やガンの原因になることが最近の研究でわかってきた。

とりあえず眠気を取って日中を過ごせばよいのではなく、毎日7時間はまとめて眠リ、ノンレム睡眠(深い睡眠)を十分取ることが重要なのだという。

感想

睡眠と認知症に関連があるというなら、まあそうかもと思えるが、ガンともつながりがあったとは。
睡眠の研究は、やはりまだまだ緒についたばかりのフロンティアなのだ。

最後の睡眠負債を解消するためのQ&Aが、わかりやすく大変役に立つ。

さて、誰かが「眠活」という言葉を作っているだろうと思って検索したところ、2025年の時点ではそれほど普及しているキーワードではなさそうだ。

しかし、睡眠は、病気を予防するための大切な生活習慣として、今後世間の注目が集まるだろうと予感した。

こんな人におすすめ

  • 毎日忙しく、睡眠時間を削りがちなビジネスパーソン
  • 休日に寝だめをしても、なぜか疲れが取れない
  • 家族の健康、特に将来の認知症やガンが心配…
この記事を書いた人
Windcastor

小説・ビジネス書・エッセイなど幅広く読む読書ブロガー。
「本の扉を開く」では、話題の新刊や名著を中心に、読後に残る気づきや感想をわかりやすくまとめています。
次に読む一冊を探すきっかけになれば幸いです。

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