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夏目漱石

夏目漱石『吾輩は猫である』:猫の視点から読み解く明治の風刺小説

旧制中学の英文教師(『リードル』という)苦沙弥先生。
西洋文明に染まりその伝道師になった、「知識人」という明治の上級国民の成れの果て、そんな表現もできるだろう。

その苦沙弥先生の飼い猫の目を通し、知識人たちのの生態を皮肉たっぷりに込めて面白おかしく描いている。

職業といい病歴といい、苦沙弥先生には漱石自身が投影されている。余裕派、高踏派の面目躍如といえよう。

しかし、当時の学生は本当に猫を鍋で煮て食っていたのだろうか?

漱石自身は食ったのだろうか?

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Windcastor

小説・ビジネス書・エッセイなど幅広く読む読書ブロガー。
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